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毎日新聞の記者コラムに輪行袋

 毎日新聞夕刊社会面左下角のエッセイ憂楽帳で輪行の話が。

輪行袋(りんこうぶくろ)は自転車を畳んで入れて持ち運ぶカバン。多くの鉄道各社は輪行袋を手荷物扱いとし、無料で列車に持ち運べるため、自転車好きに根強い人気がある。JR西日本によると、夏休みだけでなく、春や秋の観光シーズンは京都と奈良で、片道を自転車で走ったり、名所旧跡を見て回る人でにぎわうという。

 自転車をそのまま列車に持ち込める「サイクルトレイン」もある。広島県は9、10月、瀬戸内しまなみ海道の自転車専用道の利用者向けに運行する。近江鉄道(滋賀)や三岐鉄道(三重)、水間鉄道(大阪)、北陸鉄道(石川)、上信電鉄(群馬)など、無料で運行しているローカル線も少なくない。観光振興と利用者増を兼ねたアイデアだ。

 自転車は乗り物の中で、最もエネルギー効率が高いとされる。二酸化炭素の排出量が自動車や飛行機より相対的に少ない鉄道との組み合わせは、究極のエコロジーだ。そう思い立って、輪行袋を衝動買いしたが、満員電車に持ち込むわけにもいかず、部屋の隅に置きっ放し。我が家の輪行袋は、自転車でなく、未定の旅行計画が詰まっている。【後藤逸郎】

 世の中の人にどれくらい通じたのやら。