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美山のあれが新聞記事に

 京都市内版には載っていなかったと思う。

 毎年、自転車の美山サイクルロードレースが開かれる京都府南丹市美山町をサイクリングのメッカにしようと、自転車愛好者がこのほど、同町内の道路を初めて実地調査した。トイレや休憩所の状態、坂道や通行危険個所などを点検。今後、美山のサイクリング地図を作成する。

 美山町は1988年の京都国体で自転車のロード競技会場になった。毎年5月には美山サイクルロードレースを開催、1000人近い参加者がある。同レースで司会を務めたり、子ども向けの自転車教室を全国で開いている同町和泉の中島隆章さん(46)が「美山町は都市部から適当な距離で、道路も走りやすく、サイクリングのメッカになれる」と、自転車仲間に呼びかけて実地調査を行った。

 地元や大阪、神戸などから約30人が愛車を持って集まった。町内のほぼ中心にある観光交流施設「ゑびす屋」前から東西南北の4方向に分かれて出発。美山だけでなく南丹市日吉町、京丹波町など周辺の道路をくまなく走った。

 仲間からの情報をまとめた中島さんは「公衆トイレは予想以上にあった。道路の高低差も少なく、サイクリング初心者も走りやすそう」という。一方で、対向車に注意が必要な狭い道もあった。また、タイヤのパンク修理部品や、空気入れを置いている店がほとんどなく、サイクリストには不便な面も見られた。

 今後、推奨コースなどを載せた地図を作り、自転車関係のイベントや雑誌などで美山の魅力を発信していく。