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それってドーピングちゃうの?




 12月24日の読売新聞夕刊の記事(クリックで拡大)。
 スランプに陥った高校の長距離選手をオーバートレーニング疾患と見ぬいて、投薬で治癒したという話だけど、聞き捨てならぬ(いや、読み捨てならぬ)記述が。

抗アレルギー剤や気管支拡張剤などの投与ですぐ効果が現れた。その後、5000メートルの自己ベストを16秒も更新。「長距離のエース」として復活した。

 治ったのはめでたいとして、タイムが大きく伸びたのって気管支拡張剤の効果なんちゃうの、と思った。
 トップレベルも含めて多くのスポーツ選手を診ているドクターならそのあたりは十分配慮していると思うけど、記事にする際にそのあたりに触れないのはあらぬ誤解を招くんじゃなかろうか。特にこの書き方はあやうい。さらっと読んだら「気管支拡張剤投与後すぐにタイムが16秒も縮まった」と思いかねない。