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全日本シクロクロス選手権

 第15回全日本シクロクロス選手権当日。
 6時30分に泥本泥尾ご一行様にホテルまで迎えにきてもらってキゴ山へ。すでに伊泥は到着していたので、隣にパーキング。

 コースを見て回る。聞いていた通りの泥道。ずいぶんとコースが長いが、レースのほぼ全体像がつかめるポイントがいくつかある。

マスターズ

 最初はAJOCCマスターズ選手権。3人の泥レスラーが出場。


 いつものように泥尾が飛び出すが、船岡さんが追いついてそのまま飛び出す。今回参加資格がない(今シーズンC1で走っている)のに気がつかず事務局が受け付けてしまった受け付けられたと思いこんでいたということもあってオープン参加扱い。2番手をしばらくキープするも、vientoの選手、古賀さんに抜かれ、シマノドリンキングのガスコンさんにも抜かれるが、5番手をキープしてゴール。ガスにいさんもオープンだったので順位は3位、表彰台ゲット。


女子

 次はJCFの全日本シクロクロス選手権女子。
 最初のアスファルトは豊岡英子がトップで入る。そのあとバンク登りまでの短い区間で2位以下とちょっと開く。2番目は福本千佳で、志村みち子、中村真清、森田正美らが一団となって通過。バンクを降りてからの直線で差が広がるも、上がってきた森田がシケインで数mの位置まで近づく。ピットを越えて林間を抜けてくることには再び豊岡と差が開き、その後中村にも追いつかれる。ピットのすぐ先、このコースの唯一のパンクポイントでパンクしてしまったらしい。ピットで交換して中村を抜き返して差をつけていくものの、豊岡との差は開く一方。そのまま約2分の差を付けて豊岡が優勝。後方では志村が福本を離して4位に。


男子

 男子は丸山厚が先頭で入ってくる。ついで中山和也、竹之内悠、辻浦圭一、小坂光の順。コントロールラインも丸山がトップで通過するが、バンク登りでは早くも辻浦が先頭に出る。小坂正則はやや出遅れ、10番手あたり。ピットを抜けて林から出てくるあたりでは丸山、辻浦、竹之内、光の4人の順で少し前に出てパック状態。下ったあとの登り、辻浦はただ一人全乗車でクリアするが、担いだ丸山、竹之内に追いつかれてしまう。しかし逆にその後辻浦が2人を離しはじめる。登りのダメージが少なかったためか。結局ここで開いたリードが詰まることはなく、そのまま優勝。


 終わってみれば、見ている立場からいえば「危なげない」というありきたりの表現が似合うような独走劇だった。泥道を泥と思わせないような乱れないスムーズなペダリングには感嘆する。
原寸
 後方では光が離れ、ついで丸山が離れる。気がつけば小坂父がじわじわとポジションを上げまたもや2位。3位に竹之内、続いて丸山、山本。6位までの顔ぶれは昨年と同じ。ちなみに昨年は辻浦、小坂父、山本、竹之内、光、丸山。
 1周は辻浦で8分半ちょっとのラップ。7周+スタートの直線。最終周回に入ったのは14人程度。そこから来週周回にラップされた人数を引いたものが完走者数。


 インタビューでは「空気圧を落としていたので、ピットから林の出口まではパンクしないように注意して走った」と言っていた。林の中の辻浦はあまりスピードが乗ってなくって、他のギャラリーも「休んでるよ。余裕だな」とか言っていたけど、すべて計算づくだったわけだ。チームメイト森田の失敗を活かしつつ、しかもそういう走りができるバランス感、心の余裕、レース展開の余裕、スタッフのアドバイスとか、すべてが頭いくつも抜け出していたんだと思った。

写真

他のカテゴリーなど

 C2では去年のオヤヂチャンピオン村田さんが優勝。2位に伊澤弟、3位に田近夫が入る。弟、夫のどちらが昇格しても話題性があったけど。
 兄弟同時C1・兄弟全日本って前例あるんだろうか。内山兄弟とか達成しているかも。竹之内の同時はないはず。
 ちなみに今年親子全日本のチャンスがあった松井親子は父のみの出場。響の方は今シーズンいまのところはシクロクロスに出場していない。