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オリンピック代表選考でいろいろ

 結局オリンピックロードレースの代表は宮澤と別府になった。アジアツアーランキング最上位の宮澤とアジア選手権で勝った別府ということで、3つの選考基準のうち2つで決めたというかっこう。
 となると、「ほな全日本ってなんやったん?」という素朴なツッコミを入れたくなる。選ばれた2人は全日本では見せ場を作れなかった(働いてなかったというわけではなく、自身が着にからみそうな場面がなかったということ)。選考でリードしている4人のアジア選手権代表のうち残りの2人はそれなりに自分が勝つための動きを見せていた。そういうことからすると、全日本での走りは選考にほとんど影響を及ぼさなかったということになる。それじゃ全日本の権威ってのはなんなん?そんな選考するのなら最初から全日本は兼オリンピック代表選考会兼世界選手権代表選考会ではなく、兼世界選手権代表選考会だけにすればよかったのに。ついでに、Jシリーズとバッティングしていたのも不満。
 選考基準が発表になった時にツッコミ入れたように、アジア選手権が選考基準になっているのがそのそも無理があった。4人しかそこには出られないという時点で公平な選考レースとはいえないし、日本チームとして優勝を目指すのなら、最終的な個人の着順にはさほど意味がない。少なくとも選手はチームから誰かを優勝させようとして、アシスト業も厭わず走っていたはず。選考レースにしたのは、アジア選手権に選手を集めるためのエサだったといわれてもしょうがないんじゃないかな。
 アジア選手権代表の4名はそのまま今の日本での4強だと思う。宮澤、別府ともオリンピック代表としてふさわしい選手だと思う。ただ選考基準のあやふやさにが納得できないということ。日本においては、オリンピックに出ると出ないとでその後の人生が変わってしまうのだから。マラソンだったらとんでもない大騒ぎになっているところ。
 野寺にはぜひ世界選手権代表に選出されてほしい。