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脱帽を強要するJCF

 日本選手権の表彰前、選手に「帽子とゴーグルは身につけないように」と入賞選手に指示しているJCFの役員さんを見たことがある。富山シクロクロス全日本の時の女子の表彰前と今年のロードのU23の表彰前。
 一般的に、日本の風習からいうと、キャップをかぶったりゴーグルを頭に掛けていたりするのは礼儀正しくはないんだと思う。でも、選手にとっては、キャップのロゴはスポンサーだし、ゴーグルはサプライヤの提供したもの。彼らは競技中やその前後にそれを着用することによって支援を受けている。つまりは彼らの生活、競技生活を支えているわけで、それを禁止するっていうのは、スポンサーシップを受けるという選手の立場を半分否定するようなもんじゃなかろうか。スポンサーに対しても失礼だと思う。アマ車連の時代じゃないんだから。大会スポンサーに失礼なことやってないかよけいな心配してしまうほど。

 ジャパンカップなり、ツアーオブジャパンなりで、優勝した外国人選手に対してそんな指示ができるだろうか?国内選手だけの競技会でも国際スタンダードに合わせるべき。

 そもそも表彰式は優秀な成績をあげた選手を称え、賞をさしあげる場であるべきなのに、JCFの態度からは優秀な選手をほめてつかわす場のような雰囲気が伝わってくる。主役は選手やで。