効かないカンチブレーキはバネが強すぎ?

　このところの試行錯誤からして、一般論として、カンチブレーキが効かないという場合は、剛性不足だとかシューがしょぼいとかよりも、バネが強すぎることが原因のことが多いんじゃないかと思った。
　となると、ワイヤを戻すのに必要な最低限までバネの力を弱くできるダイヤコンペ986/987の仕組みはすぐれものといえる。ただ、なんで13mmのハブスパナで調整するんだ。せめて14mmとか15mmだとスパナの選択肢が増えるのに。
　「ハブの調整ができるような人だけ使ってね」というメッセージだったりして。

　986/987のもうひとつのすぐれものポイントは5mmの六角レンチ1本でシューの調整ができること。最初は「なんぼ位置決めしても締めていくうちにずれてしまうがな」とあきれはてていたが、FCYCLEで今はなきハイダ主人が「ワッシャの両側にグリスを塗るとOK」と教えてくれて状況が一変した。このテクニックはVブレーキやロードのブレーキを取り付けるときにも有効。