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なんでSkil-Shimanoはあのポジションにいたんだろうか

 Tour de Franceの第3ステージ、前の逃げにメンバーを送りこんでいるSkil-Shimanoがなんでこんな前に方に出てくるんだろうかと思っていた。後ろで休んどけばええのにと思ってた。でも結果として、集団が分裂した時にいい位置にいたおかげで前に5人(前から1人吸収して最終的には6人)を送りこんで、ステージ3位を手に入れた。監督の勘が冴えたんだろうか?
 その後にColumbiaと協力して引いたのは、追いつかれるよりも勝利の可能性を高めるためというのはわかる。Columbiaは勝つ確率をより高めるとともに、落車の危険性を下げるメリットと翌日のTTへの影響というデメリットを考え、引くという選択をしたんだろうなぁ。


 別府史之は分裂前に位置を上げる時に働き、分裂後はColumbiaの先頭交代にも加わって働いた上に、最後はスプリントに参加して8位。
 レースの常識的に言えば、別府はスプリントに参加する必要はなかった。最後流して集団の最後でゴールしても、アシストとしての働きの評価は変わらないし、移籍市場での価値も十分上がったといえる。でも別府はスプリントに加わった。
 ひとつは、昨日5位でゴールした新城を意識したということもあるだろう。でもそれ以上に、日本のマスメディアを通じて、自転車競技のことをあまり知らない人に関心を持ってもらおうという思いがあったんじゃないかと勝手に解釈する。それは将来の選手になるかもしれない子供たちにアピールすることになるし、資金難に悩む日本のチームの手助けになるかもしれない。それは日本での自転車競技メジャー化にもつながってくるんじゃないかと思う。