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シクロクロスのターンを見つめてみる

 関西シクロクロス2008〜2009第6戦北神戸田園スポーツ公園の下りターンを見つめてみた。いずれもC1、敬称略。


 一般的に自転車の曲がり方はアウトインアウトだけど、シクロクロスのターンは路面によっては他のルートの取りかたもあるという話。
 コースは右ターンの後の左ターンで、このあと右ターンが待っている。このターンの出口付近は、昨日アップロードした画像でわかるように段差ができている。路面は柔らかいが固まりかけ。

入江克典、リード・ダレン、岡崎和也三船雅彦、松井正史


 このうち入江、ダレンはアウトインアウト、岡崎、三船はアウトインイン、松井はアウトアウトイン。
 次のターンをアウトから入るためには、アウトに出てしまうとまた登り返さなければならない。となると、遅そうに思えるアウトインインやアウトアウトインが必ずしも不利とは限らない。

伊澤雄大、合田啓祐


 段差の関係で、アウトインアウトで確実に走れるラインは限られている。伊澤はそこをすこしはずしてしまった。アウトインインにはそこを回避するというメリットもある。合田はアウトインイン。

沢田雄一、早水直樹、福田透、笹井秀治、村岡俊典


 沢田、笹井、村岡がアウトインアウト、早水、福田がアウトインイン。

竹之内悠


 このレースで優勝した竹之内。たいていターンは内側の足を出して回る。シクロクロスの場合、足をはずすということは、高速で突っ込んでも転倒の危険性を下げることができるというメリットがある反面、次の加速のための踏みだしが遅れるとか、マシンコントロールがしにくくなるという点ではデメリット。こういう下りのターンの場合は激しい再加速は要らないので、踏み出し面でのデメリットが少ない。

結論としては

 正解はひとつではないので、それぞれのスピードとテクニックに合わせていちばんいい方法で曲がりましょうということで。試走や観戦では人のライン取りをよく観察しましょう。
 でも前のレースのおかげで試走の時に決めたラインが取れなかったり、ベストでなくなっていたりするのもよくある話。