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全日本の運営

 選手やプレス関係者から「最低最悪の部類」「市民レース以下」との声も聞かれたオートポリス全日本の運営。故郷の車連が新しいことにチャレンジしようというだけでも評価してあげたいのだが・・・。最近はビッグアイでレースしたりといい活動もしているし。
 まずアナウンス。コントロールラインを通過したときの状況しか言わない。しかもナンバーとタイム差だけということがほとんど。チップを使っているからリアルタイムでディスプレイに経過が表示されているだろうし、バイクから随時連絡も入っているようなのに、ほとんどアナウンスなし。選手と関係者しかいないトラック競技のアナウンスならこれで十分だろうけど、全日本のロードでこれは不十分。選手のことも全然知らない。マルコポーロのことも知らないし、小野寺や竹之内の実績も紹介できない。石井の去年3位は紹介しても今年の門田杯優勝は紹介できない。新城のことを「新城選手、ニッポ梅丹エキップ浅田選手」となんども紹介するのはかわいいうち。有望選手が遅れても紹介できない。エンターテイメントとか観衆に対するホスピタリティってのが感じられない。
 外周りのコースは、何人かの試走した選手がレポートしているが、サポートカーが入れるのか心配になるほどくねくねと曲がり、しかも下りのカーブにマンホールがあったりするらしい。そのうえ自動車の侵入路との区分がわかりにくい。実際に外周りのコースを使っていたら、落車続出、場合によっては自動車との接触とか、長時間の駐車待ちなんてことになっていたかも。
 選手の受付はオートポリスの入口部分で、有料パンフレットもここだけで売っていたらしい。DNSを反映したスタートリストは配布していたけど、当然ながら配布開始は遅い。JCFのサイトに置いてあるやつを1日分表裏で印刷して配布すればいいのに。
 ピットゾーンは受付で駐車券を受け取った選手関係車両しか入れないとオートポリスのゲートで説明していたが、実際には誘導員はおらず、誰でも入り放題。そもそもが「選手車両」とか「観戦者駐車場」などの案内もない。ついでに、オートポリスのゲート部分が右側通行なのは怖かった。
 表彰式は表彰だけでインタビューもスピーチもない。さらには記者会見もなし。全日本でっせ。
 エリートでも周回数をレース中に変更するのはどんなもんか。もう小人数になっているんだから大集団での危険ってのは減っているし、続けてもよかったんじゃないか。風雨が強かったとは言え、U23が30周なのにエリートが25周ってのはやっぱり不自然なんじゃないか。
 全般として、全日本が来年の国体のためのリハーサルとでも考えているかのような感じがした。それは都道府県対抗でやってほしいところ。
 来年あたり美山で全日本開催できないもんだろうか。2日間公道を使用するってのはやっぱり難しいのかなぁ。