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シクロクロス希望が丘

 朝、アパまで泥乃海に迎えに来てもらい、希望が丘に。ひさびさに会う顔がたくさん。
 すぐに試走に出かける。寒くて風も強いが、雨はない。登りもそこそこ走れるので、まぁなんとかなりそう。1週半試走して、受け付け、いったん車に戻った、が、泥乃海がなかなか帰ってこなくって寒さに震えた。
 やがて雪が降りだし、出走時刻に近づくにつれて強くなる。すでにスタートするころにはうっすらを通り越して積雪状態。スタート地点に行くまでにクリートに雪が着きまくり。寒くて足踏みしているうちにシューズが雪で高下駄状態に。泥には強いが雪には弱いこのクリート。今日はビンディングが使えないという前提で走るしかないと覚悟を決める。スタート地点はひたすら泥泥泥泥。
 スタートは後ろの方からゆっくりと。最初のコーナーや登りで何人か抜く。登り口で「クリートが全然はまらん」との熊本さんの叫びが聞こえた。草の根セクションで担ぎショートカット使って前の1人を抜く。こぶセクションではクリートがはまらないために引き足が使えず、止まりそうになっていたところを熊本さんに抜かれる。シングルトラックを出たところでかさはらさんともう1人を抜く。猪セクションは抜いたのか抜かれたのか記憶が定かではない。確実なことは、試走のときとはまるで別のコースだってこと。
 2周め、シングルトラックの下りでさっと抜いていたMTBライダーが木の根セクションで転倒して再び抜く。登りのシングルトラックの終わりくらいで「2周で終了、ゴール」というMCが聞こえた。直後に熊本さん発見。エンドが曲がったらしい。そのあと猪セクションとかで抜いたり抜かれたりしながら、砂場で最後に1人に抜いてゴール。リザルトを見たら完走28人中23位。昨年ほとんど最下位だったことを考えると大きな改善。昨日からちょっと調子のあやうい左膝も特に問題なし。ライバル泥前田はパンクDNSで勝負はお預け。泥本優勝、伊泥3位。
 ゴールのあとあたりが一番天候が厳しく、耳の中に雪が飛びこんでくるほどだった。たまらず駐車場に帰って着替え。上半身は着膨れ、下半身は走っている時の格好のままで上からズボン。泥尾presentsのあったかいコーヒー(物欲の炎が燃え上がりそうな火器だった)でからだを暖めたあと、しばらく車の中で風雪を避けながら、C1のスタートのころに再びコースへ。天候はだいぶ回復していた。
 C1は三船雅彦が初のマトリクスパワータグウェア。バイクは元のまま。緑のウェアは、Tonissteinerの最後のころのウェアを思い出させて、あまり違和感がない。レースはスタートから竹之内悠が抜け出し、ちょっと離れて三船。そこからさらに離れて山本幸平。その後ろはスワコ中山、ビークラブ伊澤、シルベスト藤岡らの若者がいる。当初中山の年齢は意識されていなかったようだが、私の指摘で40分で終了扱いになった。
 中盤から山本が2位に上がる。最後尾からスタートしてた愛三工業大原満がどんどん順位を上げてくる。中山は途中一気に順位を落としたが、なんらかのミスか?その後は竹之内の好調と大原の底力が目立ったレースだった。天候はしだいに回復。
 いったん自動車に戻って昼食。再びC2のスタートに合わせてスタート地点へ。雪もyみ、時折太陽も射してくる。雪も急速に溶けはじめ、雪のコースが突然泥のコースに変化していく。レースは最初からつづきさんがトップに立ち、オヤジ狩りの恐怖を振りきりそのまま優勝。C1昇格を決めた。チームメイトががんばるほど自分のパーセンテージが下がるというディレンマを克服し気絶おやじドノも90%をキープ。同時スタートの女子日本チャンピオン豊岡さんの速さ(と傷あと)も目立ったレースだった。
 終了後は泥乃海に京都駅まで送ってもらう。駅のカレー屋で早い夕食とビールでほっと。そのまま新幹線に乗って帰宅。自転車とシューズは泥乃海に預かっておいてもらう。